女性を艶やかに彩る日本の振袖の魅力

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日本の女性であれば、誰もが一度は身に付ける機会がある、振袖。最近ではレンタルすることも多しですが、ただの綺麗な着物と言うには恐れ多い、隠れた歴史があります。色とりどりで華やかな見かけだけでなく、先人達が思いを込めてきた、日本ならではの振袖の魅力をお伝えします。

意外と奥深い振袖の歴史

レンタルもできる振袖は、遠い昔の飛鳥の時代に着用された、振袖の元になった衣服が原型とされ、江戸の時代以降に、今の様な形になってきたと言われています。江戸時代には、小さい子供や、未婚である若い女性が、振りのある長い小袖で着用していました。そして今で言う、成人式にあたる元服を迎える年になると、袂を切って、袖丈いっぱいの留袖にするのが風習でした。その後、帯の幅の変化に伴い、振袖、留袖共に合うようになった事から、18歳で元服を迎えても、袖を切らないで身に付けるようになりました。また、当時の踊り子達が、袖を振って踊る、その仕草を未婚女性が真似する事が流行りとなり、振袖は未婚女性の象徴になってきたという考察もあります。この様に、振袖は時代によって、変化を遂げてきた歴史ある着物である訳です。

成人式を彩る艶やかな振袖

振袖は、昔から、袖を振るという仕草が、厄を払い、清めるという意味合いが持たれ、また、人との繋がりを持つものとして、多くの儀式の場に活用されてきたのです。それが、現代の成人式で着用されるようになった、一つの理由でもあります。
振袖は大、中、小振袖と分かれていますが、その用途はそれぞれの場面によって変わります。特に、成人式等では、大振り袖が一般的になりました。そして、振袖に施された、艶やかなその柄付けは、誰が見ても心を奪われる程の魅力を持っています。四季折々の花や草、鳥や獣、風景など、日本古来の独特の手法により、描かれています。さらには、金箔や、刺繍等も施され、見るだけでも美しい、芸術性の高いものと言えます。

今も昔も変わらない振袖に込められた願い

こんなに豪華で、綺羅びやかなものではありますが、昔から、振袖に込められた思いというのは、今も変わってはいないのです。未婚女性の、正装として着用されてきた江戸時代から、今に至るまで、振袖には様々な願いや思い、意味があるのです。袖を振るという行為から、厄を払い、身を清めるだけではなく、人との縁や、袖に縋って哀れみを請う、などの愛情の象徴でもあったのです。そしてまた、若い娘の健やかな成長を願う、今も昔も変わらない、親の願いも込められたものでもあります。成人式で、新しい門出を迎える未婚の女性にとっては、美しいだけでなく、このような意味を持つ艶やかな振袖はレンタルもでき、これから大人の女性として生きる為の、最初の衣と言えるのです。